本来、自然と人とは共生の関係にあり、とりわけ、四季に恵まれた日本人はそのことを「里山生活」として実現して来ました。自然は豊かなもの、人を包み込むものであり、その一方では畏れ多いものです。私たちはその自然と折り合いをつけながら、豊かな恵みを受け取る生活が「里地里山生活」であると考え、平成24年自然に恵まれ、景観にも優れ、さらに歴史文化の蓄積された、この三田市高平・酒井の地に活動拠点を定めました。
この三田市高平の地も、人口減、少子高齢化、里山荒廃化など日本の農山村の共通課題を持っています。また、都市生活者の中には当NPOが提唱する「里地里山生活」を志向する方たちが増えてきていることも事実です。このような状況を踏まえて、この「里地里山生活」を広く情報発信し、地域社会との係わりを強め、地域の課題を多少なりとも解消できればと思い、2016年1月に「里野山家」と名付けたNPO法人を設立しました。